昔の記憶は…

空・晴れ

今月８６歳の誕生日を迎えた母は、年齢を言うと大抵の人に驚かれる。

足の痛みは続いている様だが、外を歩く姿はしっかりしてるし、食欲もあるし、よく笑うし、まだまだ長生きしてくれるとは思うけど…
記憶力に関して、最近は少し前に言った事、聞いた事を忘れている場合が多々。

一緒にテレビを見ている時に聞いたニュースなんかも、次に聞いた時には初めて聞くような反応があったり。

認知症…的な物ではないと思う。寄る年波に…のなせる事だろう。

自分にしても、還暦を越え、何処に置いたか忘れたり、ズッコケ事項があるけれど、母の忘れ度は確実に増えている。

今はついつい、ゆーてたやん。してたやん。ゆーたやん。と忘れを指摘してしまうが、それがいいのか悪いのかはわからない。

キツイ言い方してしまったかな〜と気になる時もあるが、それさえも忘れるみたいなのは有り難いかも知れないけど…

この先を思い悩んでも仕方ないので、今の事がわかっていれば、前の事は忘れてもいいかと気楽に考える方がいいのかも。

遥か昔の事を昨日の様に話すけど、昨日言った事を今日は知らないと言う。
人間の記憶は古い順に消えて行く訳ではない様で…